2017国際食品工業展

6月13日(火)~6月16日(金) 東京ビッグサイト・東1~8ホール 10:00~17:00

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研究概要

微粒子誘電泳動を用いた高速DNA検査法による食品の遺伝子検査

研究機関名

九州大学 大学院 システム情報科学研究院 電気システム工学部門 末廣・中野研究室

代表者

末廣純也

本研究の主旨

食品、加工食品の原材料表示は正確であることが当然であり、そこに漏れや異なる表示がなされることはゆるされない。しかし、実際には原材料表示に関する様々な問題が生じている。これを防ぐためには、加工食品のサプライチェーンにおける信頼性を高めるだけではなく、正確かつ迅速、低コストに不正を検知し、警告する手法が必要である。生物由来の原材料を正確に検出するためには、その遺伝子を検査する手法が最も正確で感度が高い。一般に、遺伝子検査にはPCR(polymerase chain reaction)法を代表とする核酸増幅法が用いられる。
 PCRは検出対象遺伝子を選択的に増幅手法である。私たちは、PCR後に増幅したDNAを迅速かつ簡便に検出する手法を開発した。増幅DNAは通常、ゲル電気泳動と呼ばれる手法によって検出されるが、これには数時間必要で、また有害な廃棄物を生じる。私たちが開発した「微粒子誘電泳動を用いたDNA検出法」は15分程度で完了し、廃棄物もゲル電気泳動に比べて圧倒的に少ない。本手法は、電気的なDNA検出法であり、誰でも簡便に操作することが可能である。最近の研究成果として本手法が食肉の遺伝子検査に有効であることを示したので、その内容を紹介する。
 食品の遺伝子検査は、食品に混入した微生物やウイルスを検出ためだけではなく、原材料表示に記された原材料の産地の正しさを調べたり、アレルギー原因食材や宗教上禁忌な食材の混入を検知したりするためにも用いられる。本研究発表では、生肉および肉加工食品中に含まれた豚肉を「微粒子誘電泳動を用いたDNA検出法」で検出できることを示す。豚生肉および豚牛混合生肉中の豚DNAを検出可能であることを示し、更にウインナー中の豚DNAも検出できることを示す。

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