2019国際食品工業展

7月9日(火)-7月12日(金) 東京ビッグサイト・東1-8ホール 10:00-17:00

研究概要

ベルト速度の周期逆転によるオゾンマイクロバッブル含有氷の連続製造

研究機関名

中央大学 理工学部 精密機械工学科 松本研究室

代表者

本研究の主旨

生鮮食品の鮮度保持を目的として,殺菌・脱臭作用があり,残存性も全く無いオゾンガ スを溶解させた水から生成されたオゾン氷が注目されている.しかし,従来のオゾン氷製 造には,耐圧容器が必要であり高コストとなる.そこで,オゾンガスをマイクロバブル(MBs) 化して注入した水を凍結させることで,オゾン MBs 含有氷を生成する方法を考案し,それを基に冷却板の周りにステンレス製ベルトを設け,ベルトの回転に伴い効率的にオゾン
MBs 含有氷を連続製造し,同時に熱や外力を使用しないで氷を回収できる連続製氷システムを開発した.開発したシステムでの従来の実験では,ベルトの回転を一定方向に固定し て連続製氷を行ってきた.本システムでは,ベルトの回転を一定方向のみに動かす場合, ベルト速度を上昇させると製氷量は増加するが,氷厚さは減少する.しかし,高い製氷量 と高い気泡含有率を同時に満たすためには,ある程度の厚さを有する氷の生成が重要であ り,従来の方法では製氷量は増えても,ある程度の厚さを有し氷全体に気泡が密に分散し ている氷を製造できない.そこで,システムの寸法を変えないで,最適な氷厚さを維持した うえで,氷全体に気泡が密に分散したより高い気泡含有率の氷の生成と,製氷量自体も増 加が期待できる方法として,ベルトの回転を順方向とその逆方向にそれぞれ一定時間駆動 して製氷する方法を考案した.この新たなベルトの駆動方式での連続製氷が上記想定どう りであれば,従来のベルト駆動方法(一方向駆動)での連続製氷において冷却面積を増加せる, 即ち,装置自体を大きくすることと同じ意味を持つことになる.

以上より,以下の事項について明らかにした.
(1) 順方向と逆方各々の運転時間を変えながら製氷を行い,気泡含有率,製氷量と平均ベルト速度の関係を測定し,新たな運転方法の有効性と最適運転条件を明らかにした.
(2) 検討する運転方法によって連続製氷されたオゾン MBs 含有氷のオゾンガス特性を明らかにした.

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