製品情報

次世代醸造プラントシステム

システムが自ら考え、システム同士が自発的に協働する「知能化した醸造プラント」

FOOMA JAPAN 初披露

製品・技術・サービスの概要

AIを導入した次世代型の醸造生産システム

次世代醸造プラントシステムとは、心豊かな食文化を支え、これから強く求められてくる持続可能な循環型社会の一翼を担うことができる、フジワラテクノアートが目指す次世代型の醸造生産システムです。徹底した省エネルギー化をはじめ、廃棄物やCO2排出量を大幅に削減し、AIやICTを積極的に実装する、人にも環境にも優しい完全自動化した醸造プラントシステムを目指します。各機器の知能がお互いにコミュニケーションをとることで、運転とプラント全体の操業を高度に最適化。そこに人とのコミュニケーションが加わることにより、人が求める品質とコスト、生産スケジュールを実現する、そんなプラントシステムを目標としています。

製品の特長

製品特長① 【実現しているAI技術①吟醸麹づくり】 麹の出来栄えは破精の状態、匂い、味、酵素力価などをもとにベテランの経験と感覚により評価されます。今回、清酒用の吟醸麹の破精の状態を視覚情報から数値化できるシステムを構築しました。吟醸麹の視覚情報を画像処理により数値化するとともに、麹製造に関わる処理条件をデータ処理し、これらを紐づけてAIに学習させます。この学習を繰り返すことで、希望する吟醸麹を製造するための処理条件をAIが予測・提案します。
製品特長② 【実現しているAI技術②醤油製麹の完全自動化】 醤油麹の製麹において長年ベテランの経験と感覚に頼ってきた回転式自動製麹装置における手入工程中の送風をAIにより完全自動化しました。手入工程中は品温測定ができないため送風条件については制御できておりませんでしたがAI導入により手入前後の品温、送風条件の設定をデータとして蓄積することで手入工程中の適正な送風条件を算出できるようになり、醤油麹の製麹を完全自動化することに成功しました。
製品特長③ 【期待されるAI技術①予知保全システム】 生産性を維持するために機器のトラブルをメンテナンスにより回避することが非常に重要です。異変や兆候の確認、定期的なメンテナンスにより対応しますが、常に同じになるとは限らない運転データを分析し異変を予知できるように取り組んでいます。この予知保全システムが実装できればトラブルを事前に回避できる可能性が高くなり、生産性の維持につながると考えています。
製品特長④ 【期待されるAI技術②ランニングコスト削減】 生産において非常に重要な要素であるランニングコストを適正化したいと考えています。電気や蒸気、水などのユーティリティ使用量を可視化することで生産における最低量をデータとして収集します。環境条件なども可視化し、その影響を考慮したユーティリティ使用量をAIにて予測します。過剰なユーティリティを使用しないことでコスト削減とともに環境への貢献もできるプラントを目指します。
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