研究概要

新規アイソボール・ハードルテクノロジー理論に基づく併用殺菌・保存条件設定法

  • テーマ

    特別テーマ DX技術

  • 研究機関名

    大阪公立大学研究推進機構21世紀科学研究所微生物制御研究センター制御技術/検査部門

  • 代表者

    土戸 哲明

  • 本研究の主旨

    ①分野 食品の殺菌・保存における併用処理効果の解析に基づく評価法と条件設定法の技術開発
    ②背景 単独処理では有効性が低くても併用処理で欠点を相補し、また相乗性も期待可能である。このための既存のハードルテクノロジーは概念にとどまっており、定量的な評価や処理条件の設定が不可能
    ③目的 制御処理の負荷抗菌力を定量的に図式法によって解析し、効果を評価する方法として、アイソボログラム・ハードルテクノロジー理論を考案し、併用における処理法の選択や処理条件の最適化を可能とする適用理論を構築するとともに関連技術を開発することを目指す
    ④理論1-制御効果の評価法(FAD解析理論) 殺菌作用と静菌作用ともに、対象微生物の発育遅延の概念のもとで制御負荷量と遅延効果との関係を解析するためのFAD(相対抗菌用量)理論を開発した。
    ⑤理論2-拡大アイソボログラム法(EIB理論) 前項のFADの概念を各制御作用に適用し、従来薬剤作用の阻害活性の評価で汎用されるアイロボログラムを転用し、殺菌・静菌作用ともに同一の解析基盤で評価できるように開発した
    ⑥実証研究 大腸菌を用い、種々の物理的、化学的処理について検討中
    ⑦今後の展開 殺菌作用と品質劣化との間のトレードオフ問題や新しい加熱殺菌法や水分によって影響をうける可能性を回避する定量的な方法を開発