研究概要

食品工場のゼロエミッションを支援する食物残渣対応可能炭化炉システムの開発

  • テーマ

    特別テーマ カーボンニュートラル

  • 研究機関名

    東京都立産業技術高等専門学校ものづくり工学科 高専品川キャンパス 化学研究室

  • 代表者

    田村 健治

  • 本研究の主旨


    わが国では、循環型社会形成推進法をはじめ、国などが整備を進めている一連の法整備において、廃棄物処理に関する優先順位を①排出量の抑制、②再利用の推進、③再資源化の促進、④エネルギーの回収、⑤適正な処分の五つの区分として位置付けている。更に、2030年を達成年限として2015年に国連が定めた17のゴール・169のターゲット・232のグローバル指標で構成される持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)への取組が地球規模で求められている。
    食品関連業界における環境問題対策の一環として、低環境型新規自動炭化装置の開発を進めてきた。キルン型連続式炭化装置を基盤とする本システムの特徴は、金属類・ガラス類を除く幅広い処理対象物、すなわち、生活系ならびに産業系廃棄物を処理することが可能で有り、特に高含水率(85〜90%程度の含水率まで対応可能)である処理対象物についても本システムへの投入に伴う前処理(予備乾燥)工程などを行うこと無く、連続的に投入することができる。本システムを食品関連工場に導入することにより、原料となる食材由来の食品系高含水率廃棄物を炭化処理し、燃料源として再利用することでカーボンニュートラルに近似したエネルギー利用と、廃棄物量削減に伴うゼロエミッションに向けた工程改良の支援が達成できるものと確信している。